起業したら会計ソフトは絶対に必要？

当税理士事務所では、弥生会計、マネーフォワード(MF)、フリー（freee）をよく使います。中でも、やはり老舗の弥生会計を使われているお客さんは多いので、当事務所としてもそこに合わせて弥生会計を使うことが多くなっていますね。確かに、使いやすさに関してはかなり優れていると思いますね。

マネーフォワードは一般的な会計ソフトと同じような使い勝手で、非常に使いやすいなと思いますね。

法人ですと、弥生会計やマネーフォワードは向いていると思います。

フリー（freee）に関しては、個人事業主の方が使っているケースが多いイメージですね。一般の会計ソフトとは使い方がかなり違うのですが、こちらも慣れれば問題ないでしょうし、反対に使いやすいと言う方もいらっしゃるでしょう。

これら以外にも、エプソンやPCA、勘定奉行、会計王、MSJなど数多くの会計ソフトがあります。いくつかのソフトのお試し版を操作してみて決定していくと良いのではないかなと思いますね。

会社設立したばかりや個人事業開業したばかりの頃は、営業活動や採用活動、製品やサービスの開発・改良の活動で手一杯になると思います。そのほかにも役所の手続きもあるので、経営者は中々時間が取れないということもあるでしょう。

こういった場合には、会計記帳なんてやっている時間はないと思われるかもしれません。その場合には、顧問についている税理士事務所（会計事務所）に会計記帳代行を依頼すると良いでしょう。

領収書、請求書、事業口座の情報を渡してしまって、会計記帳を税理士事務所に行ってもらうのです。こうすると、複式簿記の勉強をしなくて良いですし、会計処理ができる従業員がいなくても良いことになりますし、なにより経営者の時間を取られなくて済みますね。

税理士事務所が自前の会計ソフトを利用するので、会社としては会計ソフトを購入する必要がなくなります。そのコストが会社としては浮くというメリットもありますね。スタートアップの時期や小さい会社の場合には、税理士事務所（会計事務所）に任せるというのは良い方法だと思いますね。

ただし、規模が大きくなると経営者が感覚でお金の流れを把握できなくなることが多々あり、その場合には日々の会計状況を即座に知る必要が出るかもしれず、税理士事務所に毎回書類を渡しているとタイムラグが出てしまうので、できる限り自社経理を行うようにした方が良いでしょう。